やっぱり気になる最難関校、慶応義塾幼稚舎の試験とは

お受験=慶應義塾幼稚舎と言っても過言ではないくらい、やはい慶應義塾幼稚舎は圧倒的人気を誇る伝統校です。でも、どうして人気なのか、何故最難関校なのか、知られていないことが多いです。今回は、お受験するなら1校はココ!と検討されている方や、なかなか恥ずかしくて聞けないと遠慮されている方向けに紹介したいと思います。

【日本で最初の私立校】
1万円札や、「学問のすすめ」で有名な福沢諭吉の弟子である和田義郎が始めた学校で、明治13年頃から慶應義塾幼稚舎という名称になりました。この幼稚舎から入学できれば、大抵はそのまま大学までエスカレーターで進学することができます。

【倍率は驚きの20倍】
まず倍率についてですが20倍前後となっており、お受験系情報サイトにも毎年掲載されています。ここまでの高倍率の学校は他にはなかなかないでしょう。昔から、国内の富裕層や名家が代々通われている学校です。一度リーマンショックの頃に倍率が下がったこともありましたが、近年また戻りつつあります。

【縁故者の濃い学校】
今時期、合格に縁故は関係ないと言われている学校が多い中、この学校に関しては縁故が一番合格に強いと言われています。これは噂ではなく、事実ですが、幼稚舎長によっては縁故や一般に関係なく試験で判断する年や、縁故者ばかりの合格の年になることもあります。

【慶應義塾幼稚舎の願書】
数年ほど前から願書を書く際には福沢諭吉の「福翁自伝」を一読することが必須となっています。願書には二十行近くの志望理由記入欄と、福翁自伝の感想を十数行書く欄があるからです。慶應義塾幼稚舎には面接がなく、試験は子供しか見ませんから、この願書が合格のカギを握るとも言われています。

【子供が受ける本試験の内容と流れ】
この学校にはペーパー試験がありません。運動考査、行動観察考査、絵画・工作考査で判断されます。試験は1日だけ、生まれによって時間帯や日にちが変わります。

まず学校へ入ると、受験票を係りの方に渡します。時間が来るまでは待合室のパイプ椅子に座って待機します。係りの方に呼ばれましたら、指定の教室に入り指定の席に座り待機。そこで体操着に着替えて運動靴を履き準備します。時間になると係りの方が入室し、番号を呼ばれて整列します。この後保護者は子供たちが試験を終えるまで教室で待機します。

子供たちは最初に先生の指示により、準備体操をします。その後、順にサーキットと呼ばれるコースを回る指示運動をしますが、先生の見本を見て指示を聞いてから、スタートします。年によって、跳び箱、ゴム段、スキップや、別の年にはギャロップ、前転、コーンの周りを右側(或いは左側)に回ったりコースが変わります。

その後、行動観察テストでは、チームに分かれてしりとりゲームをしたり、鬼退治をしたりして、協調性があるか、リーダーシップがあるかどうかを見られます。毎年ゲームの内容は違います。

その後さらに絵画・工作テストがあり、表現力や、考える力、丁寧さなどを見られます。制作中、先生からの「お声掛け」という、制作中の個別質問が入ります。先生は複数人いると思われ、4、5人から声をかけられることもあるそうです。毎年テーマは変わりますが、粘土でお店屋さんの品物を作ったり、テーマに沿った絵を描いたりします。

一通りの試験を終えると先生に誘導され、保護者の待機する教室に戻ってきますから、着替えて解散です。

合格発表はWebで、試験が終わる10日~2週間後に発表されます。

【最後に…学校側に記念受験に思われないために】
体操着や運動靴(バレエシューズタイプでない白い上履き)、髪型など注意しましょう。