絵画や工作のテストを乗り切るお受験絵画、制作のこと

今回は小学校受験のテストに出題される絵画・工作テストのことを紹介させていただいます。お受験では、学校から絵や工作の出来も見られます。本当にお受験の出題範囲は広いのです。

まず幼児の絵と言えば、どのようなイメージをされるでしょうか?女の子の絵だったら、お姫様のような絵だったり、男の子だったら一応人らしい身体が描けていても色塗りがぐちゃぐちゃで分かりにくかったり…お受験の絵はこれでは通用しないのです。お受験にはお受験絵画という描き方が存在するのです。

お受験絵画で身に付いた子供の絵は、例えばサッカーをしている男の子の絵だった場合、ちゃんとサッカーボールを蹴っているポーズになっていて、色も余白を残すことなく、キレイに塗られています。顔の表情まであり、真剣な顔や楽しそうな顔になっていたりするのです。そう、お受験絵画は、与えられたテーマに対し、相手に見て伝わる絵でなければならないのです。さらにそこに、表現力も加わりますから、幼児の絵からもう少し大人びた絵が要求されてきます。

しかも、一言に絵と言っても、学校によって求められる作品が大きく異なります。ある学校では、先生から物語の読み聞かせがあり、その後でそのお話に合った絵を描くテストもあります。例えば、クマくん親子3人で山にピクニックに行くお話だったとして、お話に出てこない絵は描いてはいけませんし、どんな場所でピクニックしたのか、記憶しておかなければいけないので、ただ絵が描けるだけでなく、お話を記憶しているかも求められているのです。

また別の学校では、一枚の紙に○が1個だけ描いてあり(通常はその年によって様々な形がある)、そこから想像して、形を付け足して絵を描くというものもあります。これは「形を使った絵」となりますが、何も思い浮かばないのであればそこでおしまいです。想像力が要求されます。

絵は短期間で身に付くものではありませんから、ペーパーよりも早い時期から親子で描いていくといいでしょう。丁寧に塗る習慣もつけておきましょう。

工作も絵と同じく、短期間で身に付くものではありません。これも早い時期から親子で取り組んでおくべき課題で、工作の場合は様々な道具を使いますから、まず道具が使えないと制限時間に間に合いません。

ある学校では、見本が置いてあり、先生が作り方を説明してくれます。その説明を1回で理解し、制限時間内に見本と同じものを完成させます。制限時間は大体10分程度なので、記憶力と正確さが求められています。

また別の学校では、「遊べる道具を作ってください」とだけお題があり、紙コップやラップの芯、折り紙、アルミなど色々な道具が用意されています。これで自分でテーマに合った作品を作り上げます。これは想像力、考える力が求められており、工作に慣れていないと難しいです。

家庭以外でできる対策としては、お受験絵画専門の絵画教室もありますので、ご両親ともに絵も工作も苦手な場合には、その教室に頼るのもいいでしょう。